青汁は痛風にも効果的
青汁に含まれる、カリウム、葉酸、ビタミン、カルシウム等は、痛風の原因である尿酸値を下げてくれる効果があります。
一方で、痛風の敵である「プリン体」が含まれているものもありますので、商品パッケージを確認しながら選んで頂くと、痛風の方でも安心して青汁を飲んで頂けます。
ここでは、青汁と痛風の関係についてご紹介いたします。
そもそも痛風とは?
健康な状態では、「プリン体」は肝臓で分解され、尿酸へと変化し体の外へ排出されます。しかし、尿酸の量が限度を超えてしまうと上手く体外へ排出できなくなるため、関節内では溜まった尿酸によって結晶ができ(=高尿酸血症)、それが遊離することで炎症が起こります。
その炎症によって引き起こされる痛み(=発作)が痛風です。
日本に90万人弱の痛風患者がいると言われており、痛風予備軍まで含めると、約500万人といわれております。
青汁の効能
良い面
尿酸はアルカリ性に溶ける性質があります。青汁(野菜)は、尿をアルカリ性にしてくれるため、尿酸値を抑えるのに効果的です。
特にビタミン・葉酸・カリウム・カルシウム・クエン酸などが、尿酸値を抑えるのに効果的といわれております。
特に明日葉には、カルコン、クマリンという特有成分があり、老廃物を排出するといわれております。
更にルテリオンというフラボノイドの一種には抗炎症、利尿作用があり、痛風対策には最適といえます。
悪い面
プリン体を含む青汁原料もあります。ただし、実際の摂取量はそれほど多くはありません。
又、甘味料などの糖質が入っている場合もありますので、無添加商品を選ぶ事もおススメです。
プリン体の含有量比較
青汁の原料にも、プリン体を含むものがあります。ここでは、ビールに含まれるプリン体含有量とプリン体を含む青汁原料のプリン体含有量(100gあたり)を比較してみます。
大麦若葉(青汁粉末):88.5mg
ケール(青汁粉末):40.2mg
ビール:5mg
一見、青汁粉末には大量のプリン体が含まれているように見えますが、青汁の一回の使用量は3-5gである事を考えると、それほど多い量ではありません。
又、ビールは1缶350mlである事を考えると、摂取量でのプリン体は、ビール1缶17.5mgに対し、青汁では1杯2-3mgと圧倒的に少なくなります。
青汁には尿酸値を下げてくれる成分が含まれております。
プリン体が含まれている原料もありますが、摂取量はそれほど多くはありません。
商品パッケージを確認し、自分に最適な青汁を探し、健康を手に入れて下さい。